こんにちは、技工士の常岡です。
ようやく、梅雨らしく雨の日が続きますね。。
さて、ぼくは、NGSCという勉強会での発表が、来月に迫っています!!
歯の色をテーマにしていまして、そもそも色とは何か??という根本から勉強しています。
ずばり!!色とは光です。
その物体が、色のついた光に対してどういう特性を持っているかということなのです!
リンゴが赤いのは、赤い光を反射して、それ以外の色の光を吸収しているからです!!
リンゴ自体が赤いわけじゃないんですね。。
今回は、空の色についてお話します。
昼間の空の青さと、朝日や夕日のオレンジ色の違いはどうして起こるのか!?
まず、昼間の空。
太陽からは様々な色の光が地表に入ってきますが、その中の青い光は波長が短く大気中の細かい物質にぶつかり周りにその光を散乱します(いわゆる短波長の光は散乱しやすい)。私たちは、その青い光の散乱を空にみているわけです。
では、朝日や夕日のオレンジの空。
朝日や夕日の時間は、日が傾いていますので、太陽の光は昼間よりもかなり長く大気の層を通ってこなければなりません。
その間に青い光は散乱吸収されて、我々の眼には届きません。
そして、散乱しにくい赤や黄色の光だけが地表まで届くのです。
そういう微妙な条件の違いで、自然の景色は様々な色を見せてくれているんですね。
実は、歯の表面のエナメル質は、こういう空の色に見えるような特殊な光学特性を持っているので、天然歯は美しいですし、人工的に再現するのが難しいということになるわけです。
色や光のことを勉強すると、何気ない日常の場面でも、
これはあの光が反射してあれは吸収されて、そして一部は透過して、、、あれこれなってこの色になってるのか、
とか考えちゃって、楽しいです!!笑。