こんばんは、今出川前田歯科医院の歯科技工士の常岡です。
先週末に大阪歯科技工士会・衛生士会主催の講演会に参加してきました。
みなさんご存知でしょうか?
演者は先日、106歳で世界一周講演旅行を達成しギネス記録保持者に認定された昇地三郎先生、と昇地先生の総義歯を担当した歯科技工士の原田庸人先生でした。
この衣装が正装だそうです^^
昇地先生は、一口30回噛んで食べることを健康法として提唱されています。
そして、高齢に伴い歯を失ったときに、よく噛める義歯を作ることの重要性を説いておられます。
しかし、今の保険制度の総義歯算定ではよく噛める制度の高い総義歯を作ることが難しいとして、厚生労働大臣に算定点数アップの嘆願書を出されたりもしました。
ちなみに昇地先生の義歯は自費のものだと思います。
30年間同じ義歯を使われたそうです。
講演では、90分ほどノンストップでしゃべられまして、ぼくが見ていた限りでは途中でお水を飲まれなかったような気がします。
普通は長時間しゃべると口の中が渇きますし、ご高齢なことも考える合わせると、すごいことです。
やはり、普段の食事でよく噛むことを実践されているので、唾液の分泌も良好なのかも知れません。
あと、昇地先生は、ユーモアを持つこともすごく大切だといわれており、ご自身も何ともいえずユーモラスで、まず講演を開始する場面でもすぐに場を笑いで和ませておられました。
司会の女性「それでは、昇地先生お願いいたします!」
昇地先生「・・・・。」
司会の女性「・・・、先生・・・!?。」
昇地先生「・・・・。」
会場「笑」
あれ?大丈夫かな?と思わせる感じで何ともおかしいんです。
人をすごくリラックスさせて楽しくさせる雰囲気を持っておられました。
会場もそうした雰囲気でしたので、昇地先生発案の棒体操もお客さん全員参加(ぼく以外(笑))で盛り上がっていました。
原田先生も75歳で現役歯科技工士をバリバリされています。
先々週に聞いた桑田正博先生の講演会から合わせて、ぼくの中では、
76歳→106歳→75歳、の演者の先生リレーです。
すごいですよね。みなさんとてもお元気です。
ポジティブに仕事に情熱を持って生きることが元気の秘訣でしょうか。
うーん、でも昇地先生は別格でしたね。
やっぱりすごい人だと思います。常人の域ではないです。大達人です。
目指せ100歳!とはなかなか気軽に言えませんが、とりあえず一口30回噛む食事法を実践するところから始めてみたいと思います^^